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ストレスについて-カウンセリング/神奈川県川崎市/ピース・アンド・ホープカウンセリングセンター

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　　　　　　　　　　　　　　第9回　　　ストレスについて

ストレスとは

　ストレス社会の時代、そう言われて長い年月が経ってきました。Lazarusという研究者たちは「心理ストレス」を「ある個人の資源に重荷を負わせる、ないし資源を超えると評定された要求」と考えています。（Lazarus & Folkman,1984)

ストレスの要因と影響

　つまり、自分以上力以上に負荷がかかるものや自分ではどうもできないことに関して、人はストレスを感じるということで、自分の力と環境からくる重荷によりストレスが決まってきます。この考え方は、ストレスに早めに気が付いたり、ストレスを未然に防ぐことの可能性を提供してくれます。例えば、仕事のストレスは、仕事をできるという「仕事のコントロール感（自分の力）」と「仕事量（環境からくる重荷）」が影響しているといわれています。当然の事のようですが、「仕事がうまく行えない」と感じつつも「仕事の量は多い」とストレスは高くなります。

　しかし、ストレスが高くなると人は視野が狭くなることがあり、当然のことに気が付きにくい状況が生じやすくなります。

ストレスへの対応

　仕事へのコントロール感と仕事量に注意を配るようにすると、ストレスになりそうな予想ができたりストレスになっていることに視野が狭くなる前に気が付きやすくなり、普段のストレス発散の時間を多めにしたり、人への協力を早めにしておくなど色々と対応が可能になるかと思います。「自分の力」と「環境からくる重荷」を意識して、自分の「ストレス」を防いだり早めに感じてみてはいかがでしょうか？
　