パニック障害について-カウンセリング/神奈川県川崎市/ピース・アンド・ホープ カウンセリングセンター




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              第6回   パニック障害について

 
  突然、動悸がする・汗が止まらない・手が震える・めまいがする・・・。いつこれらの症状が出るかわからないので外に出るのも怖い。時に「このままでは死んでしまうのではないか?」とさえ思うほど怖い。でもお医者さんに相談に行っても「お身体に異常はありません」と言われてしまう。もしこのような症状があったとしたら、それはパニック障害と呼ばれるこころの病かもしれません。



パニック障害とは

 パニック障害とは、不安障害の一種で、「パニック発作」と「予期不安」が生じるために生活に支障をきたしてしまう心の病です。パニック発作とは、心臓が急にドキドキしたり、めまいがしたりする症状です。一方、予期不安とは「また、パニック発作が起きるんじゃないか」というようなパニック発作への不安です。

原因

 近年パニック障害についての研究は盛んで、パニック障害の原因として考えられそうなものは色々挙げられているのですが、残念ながら未だに根本的な原因は突きとめられていません。脳内のセロトニンを始めとする神経伝達物質が関係されていると考えられており、パニック発作を抑えるための薬が開発されています。でも、皆さん初めは「パニック発作」なんて知らないので、びっくりされますし、すごく恐ろしいものとして体験されるのです。


治療

 ここまで読んで「パニック発作」と「予期不安」のどちらがパニック障害のメイン症状であるとお感じになられたでしょうか?多くの方は「パニック発作」であると思われたのではないのでしょうか?確かに「パニック発作」が出ると本当にそれは恐ろしい体験で、何とかして止めたいと思われるでしょう。しかし実は「予期不安」こそがパニック障害を維持している症状なのです。現在では「またパニック発作が起こるのでは?」と考えることによって、些細な心臓の鼓動やめまいをパニック発作の前兆だと誤認することによってますます不安になり、その不安がピークに達した時にパニック発作が生じてしまうという悪循環が考えられています。
 従って、この「予期不安」に対応する技術がパニック障害の克服には欠かせません。この技術を習得することを目指した心理療法に「認知行動療法」というものがあります。P&Hでも認知行動療法を実施しています。もしパニック障害でお悩みの方は是非P&Hへいらっしゃってみてください。一緒にあなたのパニック障害に取り組ませていただきます。

 


 

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