うつ病とこころについて-カウンセリング/神奈川県川崎市/ピース・アンド・ホープ カウンセリングセンター
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第1回 うつ病とこころについて
うつ病は誰もがかかる可能性のある病気です。未だに「性格の問題」や「心の弱さが原因などという誤解もありますが、きちんと治療をすれば治る病気です。
ただ、再発・再燃もしやすいため、正しい知識と適切な対処が大切です。
基本的な症状
うつ病は、ほとんど一日中続く抑うつ気分、あるいは興味・喜びの喪失を始めとする症状が少なくとも二週間続く病気です。また、「死にたい」と思うこともうつ病の症状の一つにあげられます。
うつのタイプ
強い抑うつ症状の続く「大うつ病」、抑うつ状態と躁状態を繰り返す「双極性障害」、抑うつ状態が長く続く「気分変調症」をメインとして、様々なタイプがあります。例えば抑うつ症状よりも頭がずっしり重いとか、めまいがひどいなどの身体症状が現れる仮面うつ病や、冬の間だけ強い抑うつ症状が現れる季節性のうつ病などがあります。
うつになりやすい人の特徴
「大うつ病」では、真面目で几帳面で、責任感が強く何事にも熱心で徹底的に頑張る人(メランコリー型性格)がかかりやすいと言われています。このような傾向がある人は周囲からの信頼が厚い場合が多く、頼まれた仕事は全て引き受けてしまうなどしてストレスを抱えることになり、うつを招くと考えられています。ただ、最近はこのようなタイプは減ってきたとも言われています。これらの特徴に全く当てはまらなくても、脳内物質の変化によって「うつ」になることもあります。
きっかけとなるストレス
“環境の変化”はストレスになると言われています。例えば、大切な人との離別・死別、仕事の失敗、異動、単身赴任、昇進、退職、経済的な困窮、受験勉強などが挙げられます。
悪い変化ばかりではなく、良い変化がストレスとなって「うつ」を引き起こすこともあります。また、きかっけなく発症することもあります。
治療法
うつ病の治療は、服薬と休養、環境調整が軸となります。その他、心理療法(カウンセリング)や光療法など様々な方法があります。ここでは、当センターで行っている療法をご紹介します。
認知行動療法
認知(物事の捉え方)や考え方の癖に自分で気づき、別の見方を見つけ、柔軟な対応ができるようにする療法です。
分析的精神療法
誰もが持っている無意識の世界を自分で意識化できるように援助していく療法です。意識化できるほど自分の気分をコントロールできるようになり、自由に物事を考えられるようになります。
光療法
崩れてしまった体内時計や睡眠のリズムを整える療法です。当センターではリラクゼーション法と組み合わせて行っております。
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