社交不安障害について-カウンセリング/神奈川県川崎市/ピース・アンド・ホープ カウンセリングセンター




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              第7回   社交不安障害について

 
  



社交不安障害とは

 人のいるところで「話す」、「食べる」「字を書く」などを行うことに、「人から変に思われているのではないか」という強い不安や恐怖を感じ、その程度が、内気などの性格の範囲を超え、仕事や学業に支障が出るものをいいます。不安な場面を避けるようになると、一時的に不安が下がるものの、「会わなかったからだ。会ったら不安が高まって対処できなくなるだろう」と考え、さらに不安な場面を避ける悪循環に陥りやすくなります。また、相手から自分がどう思われるかを意識しすぎて、目を合わせなかったりして、相手に「嫌われているのだろう」と思われてしまうこともありがちです。


社会不安障害の影響

 社会不安障害は、他人を意識しだす思春期に発症することが多いことから、授業に出るのを避けて学校の成績が上がらなかったり、時には不登校や中退につながることもあります。面接が苦手で就職活動がうまくいかない、職場でのコミュニケーションや取引先に行くことを避けるために仕事の成績が上がらない、家族以外との付合いがなく仕事を探そうとしないなどの場合にも、社会不安障害が影響している可能性があります。また治りにくいうつ病の背景にも社会不安障害があるのではないかと言われています。


社会不安障害の治療

 薬物療法と心理療法(認知行動療法・対人関係療法など)の併用に効果が認められています。認知行動療法では、リラックス法、バランスの良い考え方、さわやかな自己表現などを身につけるトレーニングや、恐れていたことが実際起こるかどうかの実験などを通じて、不安や緊張を軽減し、ご自分で認知行動療法が行えるように取り組んでいきます。認知行動療法は当センターでも受けることができますので、興味のある方はお問い合わせください。
 


 

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